鳥さんに以下の症状が見られる場合は、命に関わる状況と判断し、すぐに治療が必要です。
予約枠に空きが無い場合でも急患として対応いたしますので、問い合わせフォームよりご連絡ください。
気道の圧迫や閉塞、循環障害、腫瘍、胃腸障害など様々な原因が考えられますが、いずれの場合も早急な対応が必要です。
開口呼吸をしている場合は、応急処置として自宅での酸素吸入を行い、できるだけ安静にして受診してください。
卵詰まりや卵管脱・クロアカ脱の可能性があります。
脱出した粘膜は壊死して干からびていき、放置すると亡くなってしまう可能性があるため、一刻も早く受診が必要です。
夜間など受診が難しい場合は、粘膜が乾いてしまわぬよう、ワセリンなどの軟膏を塗ることが望ましいです。
重度の削痩や脱水、低体温(瀕死の状態)、低血糖や低カルシウム、消化管出血による失血、神経症状等、様々な原因が考えられますが、いずれにしても非常に危険な状態です。
すぐに保温と安静を行い、病院を受診してください。
鳥の血液量は体重の約10%です(セキセイインコで約3ml)。
まずは出血箇所がわかる場合はすぐに数分間圧迫止血を行い、止血を確認します。
その後で受診のご連絡をください。
止まらない場合や出血箇所がわからない場合は、すぐに病院を受診してください。
鳥は食事を摂っていなくても、消化酵素と腸の粘膜でできた濃緑色の「絶食便」というものが排泄されます(食べてなくても便が出ます)が、
腸閉塞や消化管の障害や腫瘍、炎症などにより、便が全く排泄されない場合があります。
※腎機能は通常維持されるので、白い「尿酸」と水分尿は排泄されますので、「白いものだけ出る」と表現されることがあります。
2,3日も続くと亡くなってしまうため、早急に治療が必要です。